□コンクリート技士の資格について



どんな試験?

『 コンクリート技士 』とは、コンクリートの製造、施工、
配(調)合設計、試験、検査、管理および設計など日常の技術的業務を
実施する能力のある技術者を認定する資格です。




これがないからといって、コンクリートに関わる業務をできないわけでは
ありませんが、取得しているとコンクリートに関わる発言も重みのあるものになります。


コンクリート技士になるには



⇒コンクリート技士の資格


コンクリートの技士試験は、1年に1回だけ11月頃に行われます。
一次試験、二次試験といったものはなく、1日の試験で合否が決まります。


合格率

試験の合格基準点は公表されていません。
しかし、だいたい70%前後の得点率が合否基準といわれています。

ちなみに、はじめの四択問題が、
正解2点。不正解は0点。
後半の二択問題は、
正解1点。未回答0点。不正解-1点
という情報が一番確かそうですが、本当のところはわかりません。


合否は、受験者の中で、上位30%に入ることで
合格となるというのが、一番の有力情報です。
いずれにしても、7割以上の得点をしていることは、必要条件です。


平成28年度の受験者数や合格率は、以下の通りです。

>>H29・30年度のコンクリート技士の合格点、合格率、難易度、日程は? 



□平成28年度 コンクリート技士試験結果

受験申請者数:11,230名
受験者数:9,300名
合格者数:2,684名
合格率:28.9%




合格率は、例年30%前後で、
昨年度も、例年並みで、28.9%の合格率でした。

試験は、毎年各分野からまんべんなく出題されるので、
過去問を勉強しながら、不得意な分野をつくらないことが重要です。


コンクリート技士試験受験者数の推移

コンクリート技士試験の受験者数は、
おしなべて9000人前後ですが、直近の3年間は、
若干の増加傾向にあります。
2016年度の受験者数は、9300人でした。



コンクリート技士受験者数


コンクリート技士試験合格率の推移

コンクリート技士試験の合格率は、
28.8%から31.3%の間で、推移しています。
大きくは、28%代へと推移していくようにみえます。
2016年度は、28.9%でした。



コンクリート技士合格者数・合格率






2017年度 コンクリート技士試験の概要


試験日      2017年11月中旬


受験願書販売   2017年7月上旬~8月後半


受験願書提出期間 2017年8月上旬~9月はじめ


受験料      8,640円(2016年度実績)


受験願書代金   1,000円(消費税、郵送料込)


試験地      札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、
広島(東広島市)、高松、福岡、沖縄(2016年度実績)


試験科目     学科 午後1時30分~4時(150分)


合格発表     2018年1月中旬


合格率      28.9%(2016年度)


詳細情報     日本コンクリート工学会


知っておきたいコンクリート技士の選考の基準

1.土木学会コンクリート標準示方書
日本建築学会建築工事標準仕様書
JASS5鉄筋コンクリート工事 

・・・内容を理解する能力

2.コンクリート用材料の品質、試験および管理  

・・・JISに規定されている試験についての
実施能力と結果の判定能力。
通常しようされる材料について試験し、その結果を
コンクリート配合および製造管理に反映させる能力。
材料を適正つに扱う能力。

3.コンクリートの配(調)合設計

・・・通常使用されるコンクリートについて、その使用材料に応じ、
所要の性質を満たす配合を定めることができる能力
およびこれに必要なコンクリートの性質に関する基礎的知識

4.コンクリートの試験 

・・・JISに規定されている試験についての実施能力と結果の判定能力

5.プラントの計画管理

・・・基本的計画に基づいて、プラントの性能仕様を立案する能力。
日常の管理検査をする能力

6.コンクリートの製造及び品質管理

・・・定められた示方配合(計画調合)に対する現場配合を定める能力。
コンクリートの性質の変化に応じ、配合を調整する能力。
製造に必要な機械の適正つな使用、もしくは作業員にその支持をするの能力。
コンクリートの品質管理図を作成し、その結果を
コンクリートの品質管理に反映させる能力。

7.コンクリートの施工

・・・施工計画にもとづいて、必要な施行準備をおこない、
施工作業を適切に指導し、機械器具を選定し、
その適切な使用方法を指示する能力。
施工方法とコンクリートの性質との関係についての一連の知識。

8.その他
・・・コンクリート及びコンクリート構造物に関する基礎的な知識と理解力

9.関係法令及びコンクリート関係のJIS
・・・内容についての基本的な知識。
施工方法とコンクリートの性質との関係についての一連の知識。

<<コンクリート技士試験概要>>

1.コンクリート技士試験 効率合格勉強法 まず過去問【1日目】

2.コンクリート技士試験の解答時間と試験時間

3.コンクリート技士資格試験の難易度、合格率

4.コンクリート技士問題・解答速報(案)2018年合格点・難易度は?

5.やっておきたい!コンクリート技士の計算問題の特徴

<<最重要事項の確認>>

1.コンクリート技士試験過去問ポイント 【アルカリシリカ反応抑制】

2.コンクリート技士試験過去問ポイント 【セメントの種類】

3.コンクリート技士試験過去問題ポイント【材料】

4.コンクリート技士試験過去問題ポイント【高流動コンクリート】

5.コンクリート技士試験過去問題ポイント【乾燥収縮】

6.コンクリート技士試験過去問題ポイント 【塩化物イオン許容値】

<<合格率をあげる過去問>>

1.コンクリート技士の合格率を上げる過去問(1):少量混合成分

2.コンクリート技士の合格率を上げる過去問(2):早強セメント

3.コンクリート技士の合格率を上げる過去問(3):中庸熱セメント

4.コンクリート技士の合格率を上げる過去問(4):低熱セメント

5.コンクリート技士の合格率を上げる過去問(5):粗粒率

6.コンクリート技士の合格率をあげる過去問(6):フライアッシュ

7.コンクリート技士の合格率をあげる過去問(7):骨材含水状態

8.コンクリート技士の合格率を上げる過去問(8):コンクリート補強材(鋼材)