質問 1: コンクリートの配合比に関する問題
コンクリートの配合設計において、以下のうち配合比を表す際に不適切な表現はどれですか?
- セメント:水:細骨材:粗骨材 = 1 : 2 : 3 : 4
- セメント重量 300 kg/m³
- 水セメント比 (w/c) = 0.50
- 細骨材の体積比率 40%
解説:
不適切な表現は4です。コンクリートの配合比を表す際には通常、セメント、水、細骨材、粗骨材の比率を示しますが、これは重量比または体積比で表されます。選択肢4の「細骨材の体積比率 40%」は、他の材料との比率を示していないため、配合比の表現として不適切です。選択肢1は一般的な配合比の表現、選択肢2と3はセメントの重量や水セメント比を示しており、これらは配合比を表す適切な方法です。
質問 2: コンクリートの水セメント比に関する問題
水セメント比がコンクリートの性質に与える影響について、以下の記述のうち誤っているものはどれですか?
- 水セメント比が高いほど、コンクリートの圧縮強度は低下する。
- 水セメント比を低くすると、コンクリートの流動性が向上する。
- 水セメント比が低いと、コンクリートの耐久性が向上する。
- 水セメント比は、コンクリートの硬化時間に影響を与える。
解説:
誤っている記述は2です。水セメント比を低くすると、コンクリートの流動性は通常低下します。水の量が少ないため、ミックスはより乾燥し硬くなり、その結果、流動性が減少します。選択肢1と3は正しい記述で、水セメント比が高いほど圧縮強度は低下し、低いほど耐久性が向上します。選択肢4も正しい記述で、水セメント比は硬化時間に影響を与えます。
質問 3: コンクリートの単位水量に関する問題
コンクリートのミックス設計において単位水量の決定が重要な理由として、以下のうち不適切なものはどれですか?
- 単位水量は、コンクリートのワーカビリティに影響を与える。
- 単位水量は、コンクリートの収縮と膨張に影響を与える。
- 単位水量は、コンクリートの色に直接的な影響を与える。
- 単位水量の適切な調整は、コンクリートの強度と耐久性に影響を与える。
解説:
不適切な記述は3です。単位水量はコンクリートの色に直接的な影響を与えるわけではありません。単位水量は、コンクリートのワーカビリティ、収縮・膨張特性、強度、および耐久性に大きな影響を与えます。水量が多いと、ミックスの流動性が向上し、収縮と膨張が増加し、強度が低下する可能性があります。反対に、水量が少ないと、これらの特性に逆の影響があります。選択肢1、2、4は単位水量の重要な影響を正確に表しています。