【2017年講習】コンクリート技士試験対策|過去問題と最新情報!④
あと、2ヶ月で注意すること。
コンクリート技士試験まで
あと、2ヶ月を切りました。
さて、ある意味、
いまからが勝負です。
細かい数字の記憶が、
最後の合否の分かれ目になることを
しっかり念頭において勉強していきましょう。
粒形判定実績率の問題
さて、きょうは、
2017年の講習で勉強した
ノート・課題本をみていたのですが、
砕石・砕砂の品質基準値のところで、
マークをしていました。
さて、問題です。
『砕石・砕砂の粒形判定実績率』は、
それぞれ何%以上でしょうか?
答えは、
砕石が、56%以上。
砕砂が、54%以上です。
ちなみに、これは、
2009年度の改正によって、
粒形判定実績率の下限値が
1%ずつ引き上げられたことによります。
これは、
近年コンクリートの耐久性をあげるために、
単位水量や、乾燥収縮量の規制が行われて
その規制に対する対策や、
施工性を向上させるために、砕石・砕砂の
粒形の改善が必要とされていること
がおおもとに有ります。
なお、表をよくみると、
粒形実績率が、
58%以上の砕石の場合であれば、
微粒分量の上限が、
『 3.0%以下⇒5.0%以下と
することができる、』
とありますので、
こうした緩和規定もあわせて
おぼえておきましょう。
そもそも粒形判定実績率とは?
粒形判定実績率とは、
その数字が高いほど、
粒が丸くて、砕石と砕石の間に
隙間がないようなイメージです。
砕石が、扁平だったり、
尖ったりしている場合、
砕石が、密につまらなく、
結果的に、すきまだらけの
粒形判定実績率が低い状態の
砕石となります。
その場合、その隙間をうめる
セメントペースト等が多く
必要となり、また、ごつごつしているわけですから、
施工性も悪くなるという結果となります。
ですから、
粒形判定実績率の大きい、
昔の川砂利。
・・・
いまでも、川砂利ですが、
川砂利をつかったコンクリートは
良いコンクリートだったと、
会社の上司に聞いたことが有りましたが、
まさに、川砂利だと、
粒形判定実績率がおおきく、
結果的に、施工性もよくなると、
いうことになっていました。
実務面にも繋がる話ですので、
しっかりと、
今回の粒形判定実績率に関しては
まなんで、暗記しておきましょう!!